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TOUR de TOHOKU 2016

【安全な大会に向けて(5)】コース上で必要なハンドサイン、声かけ

2016年9月1日

ライダーのみなさんが安全に走行できる大会を目指すツール・ド・東北 2016では、みなさんに大会当日に向けて準備していただきたいことをまとめた連載企画をお届けします。

今回、連載第5弾では、ツール・ド・東北のコースを走行する際に心がけたいハンドサイン声かけなどの走行コミュニケーションについて、ツール・ド・東北 フレンズで、元プロロードレーサーアテネ五輪代表、現リンケージサイクリング株式会社代表取締役社長の田代恭崇さんにお話をうかがいました。

自分だけではなく、一緒に走るライダーの安全を守るためにも、参加者のみなさんはぜひ心がけておきましょう。

「ハンドサイン」「声かけ」、なぜ必要?

(写真:アフロ)

実際に街中を自転車で走行するときは、基本的にハンドサインや声がけはしないので、その重要性をイメージしづらい人も多いかもしれません。
しかし、もし道路を走るたくさんの自動車がウインカーやブレーキランプを点灯しなかったらどうなるでしょうか……?
あれだけたくさんの自動車が市街地を走っても事故が起きにくいのは、ランプによるサインも要因のひとつだと考えられると思います。

ツール・ド・東北は道路交通法にそって公道を走る大会です。
大人数で公道を走るとき、ハンドサインや声かけをしなかったら自転車同士の衝突のリスクは高まります。

自分の前後を走るライダーの安全を守るためにも、ぜひ積極的に走行コミュニケーションをとってください。

「声かけ」を特に積極的に

基本的にハンドサインと声かけをセットでコミュニケーションをするのが好ましいですが、ハンドサインを出す瞬間はどうしても片手運転になります。
ハンドサインを優先してバランスを崩したり、ブレーキ操作ができずに落車しては危険なので、安全運転を第一優先で、片手運転になるのが怖いときは無理してハンドサインは出さず、声かけを積極的に行いましょう。

また、ツール・ド・東北はコースのアップダウンが激しく、コーナーが多く見通しが悪い箇所もあるので、両手でブレーキをかけないといけないシチュエーションが比較的多いです。その点でもハンドサインはリスクになることがあります。

ツール・ド・東北のコースを走行する際は、まわりの人とのコミュニケーションをとる上でも、ハンドサインはもちろん、特に声がけを積極的に心がけていただければと思います

覚えよう! おもなハンドサイン・声かけ

今回は代表的なハンドサインと声かけを4つご紹介します。
それぞれのシチュエーションで、ぜひハンドサインと吹き出しの中の声かけをセットで行ってください。

ただし、ハンドサインについては安全運転を最優先で、無理せず行いましょう。

(写真モデル:田代恭崇さん)

<1>左折、または、右折をするとき

曲がる方向の腕を地面と平行に上げ、手の甲を後ろに向けて、親指を立てて合図します。

<2>スピードを落とすとき

右腕をまっすぐ上げ、ゆっくりと上下に振ります。

<3>停止するとき

右腕を斜め45度を目安に上げ、手のひらを後方に向けます。

<4>障害物を避けるとき

障害物を指差し、ぐるぐる回す。

田代さんよりライダーのみなさんにメッセージ

ライダーのみなさんには、まずはゴールまでケガなく走行してもらいたい。それが一番の願いですね。

そのためにも、以上で述べた走行コミュニケーションはもちろん大事ですが、「危険なものを避ける」という姿勢を常に意識して欲しいと思います。

たとえば、前方にグループが走っていて、人が連なっていて危ないな、と感じたら間隔をあけるなど、危険なものを早め早めに察知し、避けるという行動を心がけてください。

田代恭崇さんプロフィール

田代恭崇さんの写真

プロロードレーサーにして2004年アテネ五輪代表、
現リンケージサイクリング株式会社 代表取締役社長

2000年ツール・ド・東北総合優勝、2001年、2004年全日本選手権優勝、2007年現役引退。
2013年8月“チーム・トーゲ”のエースとして「世界で最も過酷で最も登る」アマチュア山岳ステージレース、オートルート・アルプスに参戦、初参加ながら19位の快挙。
2014年リンケージサイクリング株式会社を創業。
サイクリングでつながる。ひろがる。をコンセプトにサイクリングイベントやスクールなどのサイクルツーリズム事業を展開する。