ライダー

ファンライドだから安全とは限らない!参加者全員で安全な大会にしよう

写真:安藤隼人さん

ツール・ド・東北でスタート前に、コミュニケーションアクティビティを担当していただいている大会オフィシャルアドバイザーの安藤 隼人さんにお話を伺いました。

2019年5月に開催された「ツール・ド・宮古島」でライダーの方、一名がお亡くなりになるという事故が起こりました。「ツール・ド・東北」は、ファンライドですが気を付けてほしいことがいくつかあります。

ファンライドだから安全というわけではない

自転車は、小さな子どもからご年配の方まで多くの人が乗れるものです。でも、一般的な自転車(ママチャリ)とスポーツバイク(以下バイク)では、自転車の構造や乗っている姿勢が違います。バイクはスピードが出やすいですが、スピードをコントロールしたり、すぐに止まることはトレーニングをしていないと難しいです。

また、普段は一人や数人と走りますが、自転車イベントや大会となると、多くの人が一斉に走ります。自分は転ばなくても、周りの人が転んでしまったら巻き込まれてしまうことを常にイメージして走ってほしいです。

レースだから危ない、ファンライドだから安全というわけではないのです。

地元にも影響が出ることを忘れないで

こういった自転車イベントでは、救護隊体制を主催者側で用意しています。ツール・ド・東北は、石巻赤十字病院と連携し手厚い救護体制を整えてくださっています。

例えば、ひとつの大会で複数人のケガ人が出てしまったら、地域の救急車はそれに対応します。そうなると、本来直ちに駆け付けられるはずだった地元の急病人の方への対応が遅れてしまう可能性もあるのです。
復興支援のために走りにきている大会なのに、事故を起こしてしまったら間接的に大会に関係ない地元の方に迷惑をかけてしまうということを忘れないでほしいです。

ライダー同士、安全に走って無事にゴールするということが大切なことです。

ライド環境を狭めないためにも

私たちサイクリストにとって、自転車イベントや大会に出ることは楽しみの一つですよね。

ひとたび大きな事故を起こしてしまうと、「そんなイベントやらないほうがいい」という声が大きくなって、どんどん自転車イベントや大会がなくなったり縮小されたりする恐れがあります。
ライド環境を狭めないためにも、ぼくらサイクリストが一緒になって安全な大会を作っていきましょう。

主催者側から「安全に乗ってください」と言われるより、ポジティブな気持ちで「安全な大会を一緒に作っていく仲間です」と参加できるようにしたいですね。

安全な大会にするためできること

写真:解説する安藤隼人さん

整備しよう

大会に来る前に、整備した自転車を持ってこられるよう前もって準備しましょう。

練習しよう

頭では理解できても、体でできるか確認のためにも練習をしましょう。
何かあった際の減速やブレーキなどへの対応ができていない人を多く見かけます。
思い通りにバイクをコントロールできるよう、練習しましょう。

また出走するコースの3分の1くらいの距離は事前に走ってみると、マシントラブルや股ずれなどトラブルが起こるかもしれません。そういったトラブルを経験すると、本番時のイメージもしやすくなります。
ツール・ド・東北は9月2週目にあるので、約1か月前のお盆休み前からは練習をスタートしてください。

五感をフルに活用して

街で見かけるとイヤホンをしているライダーも多いですが、聴覚情報を遮断するのは事故のリスクが高まります。後ろから自転車で抜かれるときは、音がしない場合が多いです。

またトラックなどの排ガスは、嗅覚で感じたり。五感をフルに活用して自身の安全を確保してください。
ツール・ド・東北でもイヤホンなどは禁止されているので、練習時にもしないよう気を付けてください。

声をかけよう

他の自転車を追い抜くときは、「追い越します」「通ります」など、なんでもいいので声を掛けましょう。声をかけることによって、どの方向から来るのか分かります。
また河川敷などで歩行者がいるときにも、声をかけてあげてください。ビューと無言で抜かれるとビックリしてしまいますよ。

大会時にいきなり声をかけるのは難しいので、練習の際に声をかける練習もしてみましょう。また追い抜くときは、必ず右側から抜くことを徹底してください。

仲間になろう

大会当日スタート前に、コミュニケーションアクティビティを担当しています。
日本一ヘルメットチェックをしている大会だと自慢しています。
そんなライダーのみなさんだからこそ、一緒に安全な大会を作る仲間になってほしいのです。

ツール・ド・東北は、初めての参加する方、一人で参加する方も大勢いますよね。コミュニケーションアクティビティの際に周りにそのような方がいたら、お互いに握手してひと言話してみてください。

ツール・ド・東北はファンライドですし、エイドが充実していますよね。その際に「どこから来たの」、「どんな大会にでたの」という、この2つの話題だけでもサイクリスト同士ですぐに会話が弾むと思います。そこから「この人は安全に走る人なんだ」ということが分かると、安心して走行できると思います。

ぼくも含めてサイクリスト全員で、ツール・ド・東北を安全な大会にしていきましょう。

安藤隼人さんプロフィール

安藤隼人さんの写真

アンディコーチ
株式会社スマートコーチング代表

新宿区四谷のスタジオにて、トップアスリートからホビーサイクリスト・トライアスリートまで、クライアントの幅広い目的に応じてコーチングを行うプロコーチ。

スタジオプログラムだけでなく、自転車事故に特化したファーストエイドイベントや自動車学校を使ったサイクルスクールも主宰。安全を最優先に楽しい自転車指導が人気。
サイクルツーリズム、サイクリングイベントゲストなど多岐に渡り活躍中。

プラチナパートナー

  • ソフトバンク株式会社
  • サントリーホールディングス株式会社

パートナー一覧

ゴールドパートナー

  • 三菱商事株式会社
  • 株式会社ジェーシービー
  • 株式会社Tポイント・ジャパン
  • 株式会社みずほ銀行
  • Zコーポレーション株式会社
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  • 株式会社セールスフォース・ドットコム
  • LOHACO by ASKUL
  • ロート製薬株式会社
  • 花王株式会社

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