ツール・ド・東北 2017年度 収支報告について
2018年2月13日
「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベントです。東北の復興を長期にわたって支えていくため、10年間の継続開催をひとつの目標として、2013年より毎年開催しています。第5回目となった「ツール・ド・東北 2017」では、2日間の催事期間のうち、初日のグループライドに新コース追加。全7コースと大会規模を拡大し、2017年9月16、17日に実施しました。
「ツール・ド・東北 2017」の事業収支の状況は、以下の通りです。
- 開催日程:2017年9月16日(土)、17日(日)
- 参加者総数:3,721名 (9月16日:480名、9月17日:3,241名)
「ツール・ド・東北 2017」事業収支について
合算 | 16日開催 グループライド |
17日開催 石巻発着5コース |
|
収入 | 161,295,215円 | 17,245,704円 | 144,049,511円 |
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支出 | 152,843,293円 | 17,245,704円 | 135,597,589円 |
最終収支 | 8,451,922円 | 0円 | 8,451,922円 |
協賛金やエントリー収入増の影響を受け、黒字運営となりました。これら2017年大会の収益は、以下、次年度以降の大会運営への繰越金と「ツール・ド・東北基金」への寄付に仕訳します。
大会運営繰越金 | 7,000,000円 |
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事業収入からの「ツール・ド・東北基金」寄付 | 1,451,922円 |
大会運営繰越金
本事業繰越金は、大会を通じてより多くの人が被災地域を訪れ、現地での消費拡大や震災の記憶の風化防止につなげることを目指し、より安全な大会運営や規模、内容の拡充などに活用していきます。
ツール・ド・東北基金への寄付
事業収入からの寄付金のほか、2017年の事業を通じた「ツール・ド・東北基金」への寄付金総額は以下の通りです。
CAMP VILLAGE presented by TERRADA企画(※1) | 900,000円 |
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「ツール・ド・東北」公式グッズ販売(※2) | 1,050,000円 |
有償テクニカルメンテナンス(※3) | 327,899円 |
ツール・ド・東北 2017 事業 | 1,451,922円 |
寄付額 総計 | 3,729,821円 |
- ※1
- CAMP VILLAGE宿泊料金を全額寄付
- ※2
- 公式グッズ販売を通じた寄付
- ※3
- テクニカルメンテナンスサービスを受けた対価として発生した料金を全額寄付
- ※4
- 2017年事業収入のうち、繰越金除外分を寄付
ツール・ド・東北基金の活用について
「ツール・ド・東北基金」は、自転車を活用した東北地方の観光振興や、サイクリングロード整備など、東日本大震災の被災地域の復興に関する活動へ助成すべく寄付金を積み立てています。このたび、被災地域におけるサイクルツーリズムのさらなる発展をサポートするため、以下の団体へ助成を行いました。
推薦団体 | 助成内容 (助成対象団体) | 助成金額 |
宮城県 | サイクリングポート設備費(仙台国際空港株式会社) | 2,376,000円 |
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石巻市 | レンタサイクル設備費(一般社団法人 石巻圏観光推進機構) | 2,000,000円 |
東松島市 | レンタサイクル設備費(株式会社 奥松島公社) | 1,000,000円 |
気仙沼市 | レンタサイクル設備費(一般社団法人 気仙沼観光コンベンション協会) | 1,000,000円 |
南三陸町 | レンタサイクル設備費(南三陸町観光協会) | 1,000,000円 |
女川町 | レンタサイクル設備費(一般社団法人 女川町観光協会) | 1,000,000円 |
合計 | 8,376,000円 |
ツール・ド・東北 事務局